学・環境科学にも貢献するイオンビーム

 イオンビームは、X線やガンマ線、電子線と並ぶ放射線の一種であり、質量と電荷をもつ高速粒子の流れです。その発生装置が加速器で、電場と磁場によってイオンビームのエネルギーや照射位置を制御して標的に照射できます。イオンビームは様々な原子、分子等をもとに作られ、そのイオン種やエネルギーによって照射する物質に与える効果は極めて多様です。これを応用して特徴的な分析や加工そして粒子線治療などが行われています。イオンビームは他の放射線に比べて質量が大きく、少数の照射でも局所的に大きな照射効果を及ぼします。それだけに照射量や照射位置、あるいは分布のより正確な制御が求められます。またイオンビーム照射に誘起されて発生する2次的な放射線検出する分析では、その感度、効率及び定量性の向上が求められます。神谷研究室では、次世代の粒子線治療に必要なイオン検出器、あるいは医学、環境科学分野の研究に求められる分析に使用するこれまでにない半導体材料や構造の新しい放射線検出器、及び検出データ解析ソフトウエアの開発を行っていきます。

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