炭素社会のためのエネルギーシステム設計

図1.自動車の種類

図2.CCUSシステムのコンセプト

 私はエネルギー供給と利用全般に興味があり,産業部門と輸送部門におけるエネルギー効率向上と低炭素化に関連した研究を行ってきました.
 本研究では,ある技術を評価するために多専門的アプローチを使用して,エネルギー,環境,経済(3E)観点から分析することを行っています.現在,2つの課題について研究を行っています.
 

  1. 電気自動車と軽量化自動車における技術経済評価.
    本研究テーマでは,各自動車種別で次世代自動車が普及した場合の,2050年までのCO2排出量削減可能性について推算することを目的とします.そのために乗用車台数モデルを構築し,次世代自動車普及シナリオを考えます.自動車の種類を図1に示します.
  2. 地理情報を用いたCO2の回収・利用・貯留(CCUS)システムの設計
    本研究テーマでは,地理情報を用いたエネルギー経済モデルを開発し,日本の火力発電所を対象として,CO2の回収・貯留(CCS),CO2の回収・利用(CCU),CCUSにおけるCO2排出量削減可能性を評価します.CO2の利用技術について,原材料として,人工池で増殖した微細藻類を採取し,バイオディーセル燃料(BDF)を製造することを仮定しました.CCUSシステムのコンセプトを図2に示します.
  • Juan C. GONZALEZ PALENCIA, Yuki OTSUKA, Mikiya ARAKI, Seiichi SHIGA, “Scenario Analysis of Lightweight and Electric-drive Vehicle Market Penetration in the Long-term and Impact on the Light-duty Vehicle Fleet”, Applied Energy, 2017, 204, pp. 1444-1462.
  • Juan C. GONZALEZ PALENCIA, Mikiya ARAKI, Seiichi SHIGA, “Energy, Environmental and Economic Impact of Mini-sized and Zero-emission Vehicle Diffusion on a Light-duty Vehicle Fleet”, Applied Energy, 2016, Vol. 181, pp. 96-109.
  • Juan C. GONZALEZ PALENCIA, Tsukasa SAKAMAKI, Mikiya ARAKI, Seiichi SHIGA, “Impact of Powertrain Electrification, Vehicle Size Reduction and Lightweight Materials Substitution on Energy Use, CO2 Emissions and Cost of a Passenger Light-duty Vehicle Fleet”, Energy, 2015, Vol. 93, No. 2, pp. 1489-1504.
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