えるものと観えないもの境界

量子乱数プロジェクト [Courtesy: 田中 まゆこ]

量子状態の可視化

 自然科学は自然現象を「観察する」ことに始まり、それらの結果を拠り所にモデル化し、再び、観測することを通じて確認をします。では、どこに「観る」限界があるのでしょうか?そんな問いに対して、様々な自然現象を対象にし、あらゆる手段を使って研究しています。中でも、20世紀初頭に勃興した量子力学はこれまでの自然に対する見方を変更せざるを得ない理論体系でした。私自身、「量子力学の不思議」に魅了され、その不思議をよりよく理解したいと思っています。これらの不思議を深く問うことで、これまで「量子計算機」と呼ばれる計算機の概念が提案されたりもしてきました。また、量子力学を利用した通常の計算機では出力することが出来ない真の乱数を調べることにより、量子力学の不思議に迫ることも行っています。

基盤部門
准教授 鹿野 豊
  • Realtime nanodiamond thermometry probing in-vivo thermogenic responses, Science Advances 6, eaba9636 (2020) [9 pages].
  • Stereographical visualization of a polarization state using weak measurements with an optical vortex beam, Physical Review A 89, 053816 (2014) [5 pages].
  • Aharonov-Bohm effect in the tunnelling of a quantum rotor in a linear Paul trap, Nature Communications 5, 3868 (2014) [6 pages].
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