ミュレーションで複雑現象の解明に挑戦!

津波による橋梁流出シミュレーション

現在、土木構造物は数多くの課題を抱えています。例えば、高度経済成長期に建設された土木構造物は老朽化してきており、それらを如何に長寿命化するか問題となっています。また、鋼やコンクリートだけでなく、FRPと呼ばれる新しい材料も開発され、応用が進んでいます。先の震災では、地震による構造物の倒壊だけでなく、津波が構造物を破壊する現象も報告されました。私達の研究室では、このような土木構造物を取り巻く数々の難しい課題を、物理・数学を基礎とし、シミュレーションや実験を取り入れて解決することを目指しています。そのため、研究室の学生は、構造物のお医者さんとして、構造物内部の欠陥を見つけたり、3次元CADや、CGを使って臨場感溢れるシミュレーションを行ったりする学生等、様々な問題に取り組んでいる学生がいますが、いずれの学生も、高校までに習った物理や数学を発展させ、大学で勉強した知識を駆使して頑張っています。私達、構造研究室は、一緒に研究できる未来の技術者・研究者を広く募集しています。構造研究室の大半は大学院に進学し、みっちり研究・勉強ができ、数多くの学会発表を行っています。このような研究に興味のある方、是非、一緒に研究・勉強しましょう!

物質・環境類
斉藤 隆泰
准教授 斎藤 隆泰
  • 平成28年度非破壊検査協会秋季講演大会新進賞(構造研学生受賞),2016年10月
  • 平成28年度土木学会全国大会優秀講演賞(構造研学生受賞),2016年12月
  • 斎藤隆泰ら:演算子積分時間領域境界要素法を援用した異方性板内部の欠陥に対する順解析および逆散乱解析,土木学会論文集A2(応用力学),(2016)(採択決定済み,2017年1月掲載決定済)
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