計測による、より良い社会の実現
藤井研究室では、計測工学を応用した様々な技術開発に取り組んでいます。
第一の課題は、光波干渉計と浮上質量を利用した、力の超精密計測法として提案している浮上質量法(LMM)です。LMMを応用して、力センサの動的校正法・動的誤差補正法、超精密材料試験機、マイクロフォースの高精度測定法などを開発してきています。また、宇宙ステーションなどのマイクログラビティ環境下で動作する質量測定器、宇宙飛行士用の体質量測定器(宇宙用の体重計)などの研究開発に取り組んでいます。
第二の課題は、安全・安心な地域社会の実現のための防犯カメラシステムとして提案しているe自警ネットワークの研究・開発及び啓発・普及活動です。本研究では、画像の暗号化保存により、プライバシー保護の徹底を可能とするシステムを提案・開発し、製品化もされています。近年では、防犯カメラとしても機能するドアホンや、防犯カメラのネットワーク対応とプライバシーの保護の両立に関して、研究開発および社会実験を行っています.
電子・機械類
- Yusaku Fujii and Noriaki Yoshiura, “Will every streetlight have network cameras in the near future?”, SCIENCE, eLetters (21October 2016)