みを感じる構造をつくる

送風用ジェットファンの
スマート化試験

生物の痛覚を構造に

生物の痛覚を構造に構築するスマート構造について研究を行っています。痛覚は、痛みを感じさせることにより早めの対処を促し、体調のさらなる悪化や、危険な状態にさらされ続けることを防いでくれます。ビルや橋、工場などの施設に、同じような異常が生じた際に検査あるいは補修の必要性を自ら申告するシステムを構築すれば、検査のためのコストを削減するだけでなく、重大事故、大規模災害を予防する事が可能になります。様々な施設の老朽化が進む現在では、安心して暮らせる社会を持続するため、重要な課題となってきています。

人間にある膨大な痛点

人間の痛覚は、20 ~ 30万個もの痛点から構成されています。この巨大なシステムをそのまま構造に築き上げると、そのコスト・重量・空間は膨大になり、とてもそのまま作る事はできません。そのため、少ないセンサデータからできる限り広い範囲の状態を自動評価する手法、大量のデータ(ビックデータ)から特徴的なデータを自動的に抽出する手法に関して様々な研究を行っています。

電子・機械類
教授 岩崎 篤
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